こんばんわ、モカ・ジャバ子です。
前回の#15 「ジャバ子、食品添加物を考える」の巻で触れましたが、今ジャバ子が知りたい食品添加物を学ぶ備忘録第二弾です。
ジャバ子、甘い物は大好きなのですが、歳のせいか随分と食べる量は減りました。昔はバカみたいに食べてたのに。昔は生クリームたっぷりのパフェが大好きだったのに、牛乳が体質に合わないと気付いてしまってから食べたいと思わなくなり、そんな自分にビックリです。ただ、昔より食べるようになったのが「ぜんざい」。ジャバ母は小豆を水に浸して煮るところからやる料理上手な人なのですが、料理に手間を惜しむジャバ子は市販のパックや缶のあんこを買ってきて、鍋で水を足して煮て、トースターで焼いたお餅を入れると言う手抜きぜんざいを時折無性に食べたくなって作ります。
その市販のあんこの添加物、気になってみてみると人工甘味料が入ったものが結構あるのです。そして人工甘味料に限らず、気になった甘味料を今回は調べてみました。
ソルビットって何?
以前買ったあずき缶の添加物として書かれていたソルビットを調べてみました。
「ソルビット(ソルビトール)」…じゃがいもやとうもろこしの澱粉を加水分解したブドウ糖を還元してできる糖アルコールのこと。過剰摂取による健康への影響は、お腹がゆるくなりやすく、腹痛や下痢などを起こしやすくなる。ソルビトールは国際機関でも安全性が高いと評価されており、1日あたりの摂取許容量は定められてはいない。ソルビトールには発がん性などの毒性も確認されておらず、安全性は高いと言われている。ただし、細胞中に溜まりやすい性質があるため、高血糖の糖尿病の人は合併症を引き起こすリスクがあるとされている。糖アルコールは腸で吸収されにくいため、腸管内の浸透圧を増加させ、水の再吸収を妨げ腸内で水分過多が起きる。
果糖ブドウ糖液糖
ジュース等には大体入っていますね。体に悪いから摂らないと言っている方が多いので、気になってどんなものが調べてみたらめっちゃ怖い添加物でした。。。
「果糖ブドウ糖液糖」…主にトウモロコシから作られる高フルクトース・コーンシロップのことで、含まれる果糖が50%未満のものは「ブドウ糖果糖液糖」、50%以上90%未満のものは「果糖ブドウ糖液糖」、90%以上のものは「高果糖液糖」と呼ばれる異性化糖。異性化糖は、ブドウ糖(グルコース)と果糖(フルクトース)を主成分とする液状糖。異性化糖は血糖値を急激に上げてしまい糖化リスクを一気に高めてしまう。
※糖化…体の中でタンパク質や脂肪が余分な「糖」と結びつくことで細胞などを劣化させる現象。シワやたるみなどの肌トラブルの原因となる。糖化によってつくられるAGE(糖化最終生成物)は内臓をはじめとする体内組織に作用して、多くの病気の原因となる。さらには動脈硬化や白内障、アルツハイマーとの関連も指摘されている。
アスパルテーム
こちらもよくみる甘味料ですが、、、調べてみたらめちゃめちゃ怖い添加物やん。。。
アスパルテームのほか、サッカリン、ネオテーム、スクラロース、アセスルファムKなどの人工甘味料は、食品に甘みをつけるために使われる合成化学物質。大量に摂取することは甘み中毒になってしまったり、さらに脳卒中、認知障害、満腹中枢の機能異常による体重増加のリスクが高まると言われる。中でも「アスパルテーム」は安全性・危険性に関しては最も論争がある人工甘味料の一つ。砂糖の160〜220倍の甘味を持つ。経口摂取されると小腸でフェニルアラニン(約50%)とアスパラギン酸(40%)というアミノ酸と有毒なメタノール(10%)に分解・吸収される。アスパルテームによって引き起こされる症状は激しい頭痛、うつ病、不眠症、体重増加、めまい、嘔吐、疲労、抜け毛、手の震え…など多岐にわたるといわれれている。
エリスリトール
ジャバ父、糖尿病なんです。本人なかなかその恐ろしさを理解してくれず、ダメだと言っているのに日本酒をやめない。毎朝乳酸菌飲料を飲んでいたらしい父が、乳酸菌飲料をやめて最近プレーンヨーグルトをそのまま食べているらしいのですが、「石膏舐めてるみたいだから蜂蜜入れようかと思う」と言うので止めておいたところです。ラカントを薦めればいいのか!
「エリスリトール」…天然の糖アルコールの一種。エリスリトールは糖アルコールの種類中で最も下痢を起こしにくいとされているが、一度に摂取する量は成人の場合40g程度に抑えた方が良い。市販されているものはトウモロコシや小麦のデンプンを発酵させるなどして作られ、合成甘味料とは異なる。カロリーは砂糖の1/20で、砂糖の70%の甘さをもつ。血糖値を上げず、糖尿病患者の方の甘味料としても適しているとされる。「ラカント」という商品の主原料。
甘草(かんぞう)
甘草もたまに見かけるけどどうなんだろう?と思っていたら漢方薬でした。摂取量には注意が必要みたいですね。
「甘草」…マメ科カンゾウ属の植物で根や根茎を乾燥させたもの。ショ糖のおよそ150倍の甘味を有するといわれているグリチルリチン酸を多く含み、紀元前から薬として用いられている漢方薬の一種。醤油や菓子などの甘味料としても使用されている。化粧品や入浴剤等にも使用されている。甘草の過量摂取は、血圧が上がる、体がむくむ、血液中のカリウムが低くなるなどの「偽アルドステロン症」になる場合がある。低カリウム血症の傾向のある方は、甘草1.5g/日でも偽性アルドステロン症が起こりえるので摂取量に注意が必要。
オススメのあずき缶
有名メーカー等のいろんなパック小豆や缶詰を使ってぜんざいを作ったのですが、人工甘味料が入っていたり、甘すぎたり、なかなか備蓄にする良いあずき缶が無いなと思っていたら出会ったカンピーの「粒の極み」。北海道産小豆、ビート糖、あら塩を使用とのこと。原材料名には、砂糖(北海道製造)、小豆(北海道)、食塩(北海道製造)とシンプルです。缶はマットな金色で高級感があります。製造日より37ヶ月保つので有難い。
こちら↓究極の無添加ゆで小豆缶かもしれない。原材料名:小豆(北海道産) 以上。潔し!ぜんざい作りたい時に好みの砂糖を甘さ控えめに調整できるのが良い!こちらも製造日より3年保ちます。同じシリーズの砂糖入りのゆで小豆や、粒あん、こしあんの缶も有ります。
<参考文献〉
- オムロン vol.139 老化の原因「糖化」を防止しよう
- かわしま屋 エリスリトールでかんたん糖質制限!危険性や副作用はないの?
- 本当に危ない人工甘味料(その1) くちにか内科クリニック
- 人工甘味料の種類と特徴! 栄養士が考えた上手な使い方
- 日本漢方生薬製剤協会
- 『スイートポイズン:本当は恐ろしい人工甘味料「アスパルテーム」の話』ジャネットスタハール著(東洋経済新報社)
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